雲のない青空は 高く 風もないこんな日は 独り 住み慣れた町の真ん中で 悲しい迷子になれそうで 夢はただ遠すぎて 僕は 街角に立ち尽くす 一人 君が歩いてく後ろ影 通りの向こうに見失う あの角曲がればきっと 見知らぬ店立ち並ぶ 市場へと迷い込む 賑やかな店先に 眠る ガラクタにつまづいて 歩く 歌声が聞こえたよ 君の 懐かしいあの歌が 遠く 錆びた思い出を売りさばき きらめく銀貨を手に入れる 見えては隠れる君の 踵を目で追いかける ひしめくテントの隙間 記憶の彼方に続く 小道へと迷い込む 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ どの店覗いてみても 捜していたものばかり 汗ばむ掌の中 小さなコインはひとつ その地図を一枚ください 朱く夢の場所を印した その地図を一枚ください 帰り道の破れかけてる その地図を一枚ください …………