知らない言葉を知った振りをして 頷くような それによく似た嘘で 空いた穴を埋めていた 慣れない心を抱えて 慣れた道を歩く ただ紅葉を踏めば秋が鳴る、 唯一人分 塞がる筈もないよな 君の居ない秋が鳴った 初めからそうだったって顔をして 思い出はただ募れど、 空いた穴から溢れて往く 一度ならず二度も失う 訳にはいかないから 空いた穴を君に埋めてもらおう そうしよう そんなの、半分嘘だ 君の居ない秋が鳴った これからもそうなんだって顔をした 思い出はただ募れど穴は 広がっていく 言葉さえ、音楽さえ 全部今は役立たずだけど 始まりが君なのなら どうだってきっと救われる 言葉を一つ、音を一つ、 ただ君からの何かを一つ 願えるのなら、叶うのなら 君の居る人生一つ