枯葉 拾い集めて 終わりゆく季節を知る まるで 僕へ宛てた 別れの手紙の様だ 途切れた 紅い糸は 哀しく宙(そら)を揺蕩(たゆた)うば かり 虚しく 翳(かげ)る僕は 瞼の君を抱き締める あの日 ゆらゆら 焔(ほむら)の中で 産まれた恋の調べ 誰も 誰も 誰も 消せはしない 今も るらるら 唄い続ける 君が居てくれたら 何も 何も 何も 要らないから 枯葉が また 落ちた ひとつ またひとつと 街は光を眠らせ まるで 僕を写す 古びた鏡の様だ 明日が呼んでいても 終わらぬ昨日の中じゃ聴こえない 地上(ここ)から 仰ぐ天は 誇り高くも涙ぐむ 夜は徒然(つれづれ) 思い出遊び 物語は続く 今も 今も 今も 色褪せずに やがてしとしと 滑り降りては ささめく雨に濡れ すべて すべて すべて 愛しく なるだろう 〈♪〉 嗚呼 舞い上がれ 枯葉 僕の心と すべての思い出を連れてゆけ 嗚呼 抜殻になり 佇む僕に 君の残り香はあるのだろうか 夜は徒然(つれづれ) 思い出遊び 物語は続く 今も 今も 今も 色褪せずに やがてしとしと 滑り降りては ささめく雨に濡れ すべて すべて すべて 愛しくなり あの日 ゆらゆら 焔の中で 産まれた恋の調べ 誰も 誰も 誰も 消せはしない 今も るらるら 唄い続ける 君が居てくれたら 何も 何も 何も 要らないから 枯葉が また 落ちた