撃ち墜とされなかった私は 透明な皮膚の下に ちいさな翼を隠した 何かを誤魔化すように仰いだ 透明な空の中に ちいさな光を感じた きっとこの傷も 何時か癒えていくのだろうけど この世界にはあまりにも ふたりは似合わない 天使には羽根が必要だよ 何処へ飛んで行こう 怖いよ だけど笑えるんだよ 何故ヒトは 傷を付け合うんだろう 傷を砥め合うんだろう 寂しい時は傍に居てよ 壊れちゃうから もう二度とこの場処へ還らない そんな強がりを云って ふたりは翼を拡げた ねぇ あなたにとって 私はどんな存在なんだろう 答えは少し怖いから まだ聞かないよ 天使には羽根が必要だよ 何処へ飛んで行こう 弾丸の雨が止む処へ 何故ヒトは ヒトを恐れるんだろう ヒトを愛するんだろう 私は現在(いま)も あなただけを想っているよ 何故ヒトは ヒトを愛するんだろう 天使には羽根が必要だよ 何処へ飛んで行こう 怖いよ だけど笑えるんだよ 何故ヒトは ひとりを感じては ヒトを愛するんだろう 寂しい時は傍に居てよ 壊れちゃうから