会話が少しずつ減って行くことに 寂しさ感じる暇もないくらいに 日常を守ることで精一杯 二人のため息が 部屋中に降り積もり 「ありがとう」「ごめんね」は 言葉になれないまま 息を潜めている 側にいるのに遠くに感じる いつからこんなに君の事が 分からなくなって しまったのだろう 抱きしめたら君は笑って 抱きしめ返してくれた日々 ただそれが僕らの すべてで輝いていた 今は好きだって伝えたって 笑ってくれるか前みたいに 優しくいたいのに うまく出来ない僕が嫌い くたびれた身体 運ぶ終列車 降りたホーム 耳に流れて来た アナウンスの柔らかい声 「お疲れ様でした。 気をつけてお帰り下さい。」 不意打ちだった優しさに触れて はりつめた心ほどけて行く 良いことがあれば 君に話したくてさ 明け方まで語った あの頃の僕らに もう戻ることは出来ないけれど 疲れた顔の皺だって うたた寝する背中だって 頑張った証で そのどれもが愛しい 寂しかったって打ち明けて 馬鹿だなぁって笑い合えたら 素直になれるかな 不器用にでも伝えなくちゃな 僕はただ 君の一番で居たかったんだ 会いたい 今すぐ あの頃のふたり 追いかけないで あの頃のふたり 追いかけないで ふたり寄り添い 打ち明け合って 抱きしめたら君は笑って 抱きしめ返してくれた日々 ただそれが僕らの すべてで輝いていた ひとりよがり 受け入れあって もっと深くで繋がりあって 変わってく寂しさも いつか幸せと呼べるだろう 君と生きて行きたい いつまでも