家を出るとき喧嘩したり なんとなく足が重かった あと少しの辛抱だって 言い聞かせてた 今だったらそんなこと思わないのに 坂を登った先の公園 潮風がそっと虚しさを埋め 進みだす力をくれた あの教室のロッカーの中 これからは他の誰かの 思い出になっていくんだろう 仲の良かった友達と なんとなく疎遠になった なんで自分ばっかりこんなめにって 考えてた 今だったらあんなこと言わないのに あの時キミに謝れていたら 何年経っても後悔しているよ やり直せはしないけど あの放課後のなまぬるい風 これからも他の誰かの 記憶にこびりついていくんだろう フェンスの向こう西日が刺した 電車を待つ間に開けたピアス 今はもう塞がってしまったけど 忘れてないよ 坂を登った先の校舎に 手を振り走るんだ もう迷わない あの教室のロッカーの中 これからは他の誰かの 思い出になっていくんだろう