私が生まれてからもう何十年 一度だって空を飛んだことはない 太陽に焼かれ落ちていったイカロス は 羽ばたけることを疑いもしなかった どこまでも遠く! どこまでも自由に! 憧れたままじゃ落ちることもない 太陽に焼かれ落ちていったイカロス は 満ちて死んだのか? 後悔を抱えて死んだの? 翼は生えない だからこそ夢見るの 大空を羽ばたいて 私は生きたい アスファルトを辿る足 望めば伸ばせる手 近くにありすぎてる 自由に気づかない 「私はそれを持ってない」 「僕はそれができない」 だから世界は美しい 光を描き 光を目指し 燃え尽きていく 翼は生えない だからこそ夢見るの 大空を羽ばたいて 私は生きたい 見上げれる自由を 届かない不自由を 私は抱きしめた 世界が終わるその前に