過ぎゆく季節に染められて 街は顔を変えて行く 僕たちはまた知らん顔で 互いの今日を歩いてく ビルの隙間 風が吹き抜ける 見上げることも少なくなったな 忙しない毎日の中で 夢を見ることも忘れてた 工事中の看板 何ができるかなって話してた いつの間にか終わってたんだ 気付かなかったな 季節はまた巡って 僕は同じ場所に立っている またここに戻ってきたな 進んでいたはずなのに 時計の針が鼓動を刻む その音に焦っていたんだ 僕だけ取り残されたようで 誰かが迎えに来るのを待ってた 季節は今日も巡って 気付けば知らない顔ばかり 大切なものにさえ 目を向けずに今日を歩いてく 工事中の看板 また次の工事が始まった 形ある物はいつか 消えてしまうのかな 季節は今日も巡って 気付けば知らない顔ばかり 大切なものにさえ 気付かぬふりしたままで 桜が散って緑が咲く 出会いと別れの季節 僕たちは目もくれず 違う明日に向かってく