恋した女は綺麗な夏の野性 平和な仮面して愛さえ裏切れる 哀愁祝祭 碧く燃える海が 白い街角に火を放つ窓辺で 男と女 口移しの夢に 咲き乱れる紅い刹那の花のようね 真昼に抱きしめられて あゝ唇も壊れそうよ いけない子ね 勝手になさい 妖しい媚薬で酔わせる夏の接吻は 愛した恋人より未知ない男がいい 哀愁祝祭 テラスで振り向いて 素肌にレースの手袋がひとつよ 男と女 夏の罠におちて 生きることも甘く気怠い幻のようね 真昼に抱きしめられて あゝ陽が海に沈んでくわ いけない子ね 勝手になさい 甘美い口移しの夢に 咲き乱れる人は刹那の花弁 哀愁祝祭 短い命より 長い接吻をあゝ誰かください