朝目覚めのコーヒーと一服 ほのかに苦い味を噛み締める 当然ながら本日も業務 何のことない変わらぬ毎日 窓から見た明け渡る空は 僕の心映し出しているかのよう 何も知らない 時代と向き合わない 無知な僕の心 映し出してる 僕はしあわせ たまらなく幸せで 「生きている」その意味を 知らずに生きてた 朝目覚めると全部消えているよね きっとこの悲しみもこの叫び声も 扉を開けて一歩を踏み出してみたら いつもと変わらぬ街並みと空 明日は我が身なんて言葉があるけど 本当にまさにその通りだよな 明日までと分かってて消えてった 命たちもこんな気持ちだったのかな 僕はしあわせ たまらなく幸せで ゆらゆらと揺れる小さな光 ただそれだけのことが 幸せだと気付けない僕でいたよ 愛するものを亡くした人 やむなく故郷を離れた人 出会うことなく でも同じ空の下 確かに在った灯 同じ鼓動 僕はしあわせ たまらなく幸せで 「生きている」その意味を 知らずに生きてる 僕はしあわせで この世の不幸とはかけ離れた所で 大きなあくびをしてるだけ そんな僕も君もあなたも 彼も彼女も空に還ったあの人も みんな みんな同じ命 運が良かっただけの僕が 星になったあの子たちに なんと詫びてどんな言葉吐けばいい "神のみぞ知る"じゃあその神は 一体どこで何やってんの 人も国も同じだと言うなら 王らしく均衡保ってよ 生きとし生ける全てのものが 等しくなるように分け合って その重みを刻み込んだ上で それから最後にこの世に産み出して そんなことを願いながら この世の不幸とはかけ離れた所で 善も偽善も知らない心で 甘い蜜の中で僕ら宙を漂う