生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 君の命フィクションじゃない ノンノンノンフィクイション 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 消せない ノンフィクション 指が震えるだろう 足がすくんでるだろう カメラの向こう側で テレビのこちら側で 声が聴こえるだろう 誰かが泣いてるだろう 鏡の向こう側で 暗闇の隙間から 僕が僕であると僕は言えない 君が君であると僕は言えるけど 僕は夢さ 君の夢さ 痛みをわけて 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 僕の言葉フィクションだけど ときどきノンフィクション 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 気づいて ノンフィクション 墓場目指して歩く サーカスの一団は カメラの向こう側を 見つめて 海を目指して歩く 軍隊の行進は 割れた鏡のなかへ 落ちてく 君が君であると確かめるため 君の歌える歌 僕に聴かせてよ 僕は傷さ 君の傷さ 血と血 わけあって 僕は君になれない 君は僕になれない 絆なんていらない 傷だけ残して 僕と君は違うよ 君と僕は違うよ だから恋してる 僕は君を知らない 君は僕を知らない カメラごしに笑って 手と手を合わせて 僕は君を知りたい 傷をつけたくて 命を書いて消して 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 君の涙フィクションじゃない ノンノンノンフィクション 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 赤いインクまみれの ノンフィクション 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 君の命フィクションじゃない ノンノンノンフィクション 生きろ これは命令形だ 死ぬな これは命令形だ 消せない 消えない 傷痕みたいなノンフィクション