今宵月は東の空の上 浮かんでた 眠りかけてた街は 黄色く照らされた 黒い空の下 二人ぼっちで 金色の風が吹き荒ぶ下 また目を細め歩いた 考える 日増しに積み重なる 不安な予感に怯えて 守れなかった約束 「ひとしきり泣けば、 楽になるのかなあ...。」 呟やいた君の横顔の影 「こんなはずじゃ無かった」 そればかり繰り返し 退屈な日々募って 時間だけが過ぎて やりどころ無い憤りは 忘れた振りして 逃げる様にさ また夢に潜り込んだ 通り雨 二人をそっと濡らして 涙みたいに流れて 滲んで曇った月明かり それからまた二人肩を寄せ 車の中へ姿隠した さっきまで鴫きわめいていた 犬も姿消した 音の無い二人だけの世界 瞼の裏側 愛のかたまりは そこにある 考える 日増しに積み重なる 不安な予感に怯えて 守れなかった約束 「ひとしきり泣けば、 楽になるのかなあ...。」 呟やいた君を抱いて 真ん丸く白い月 愛のかたまりを見て 真ん丸く白い月 愛のかたまりを見て 真ん丸く白い月