<朝霧情話 唄:大石まどか> <詞:土田有紀 曲:弦哲也> 朝霧は こらえ切れない 女の吐息 昨夜の名残りか 燗冷まし 何も言わずに 目で詫びて 背中で別れ 告げるひと あゝ せせらぎの すゝり泣くよな 風の宿 <♪♪> 窓を打つ みぞれ凍ばれて 小雪にかわり あなたを包んで どこへゆく 障子ほそめに 耳を寄せ 消えゆく靴の 音に泣く あゝ むらさきの 恋は幻 風の宿 <♪♪♪> 人なみの 明日を下さい こぼれた花に ひとりが淋しい しのび酒 箸の袋が 鶴になる 一生分を 愛されて あゝ しめ直す 帯をきりゝと 風の宿