港が見下ろせる公演のリングに ロングシュートが決まって 「約束だよね」振り返る君の 悪戯な笑顔が始まり 30分遅刻 遅れて登場 嬉しそうな顔して 怒る気なんて失くしてしまうよ その笑顔はずるいな まわる観覧車の下で 春の日差しに目を細めた つられて笑ったら 独りぼっちでいることに 慣れてしまった心開いて ロマンスへと また落ちてゆく 横目に見えた 赤レンガのカフェは 苦い思い出があって 何も知らない 君に伝えた いつかの恋の傷跡 ふいに手を取って 歩き出す君の 後ろ髪がなびく 「約束だよ」と聞こえた声が 耳の中をくすぐった 空に星を飾るように 暗い夜は君を照らすよと 真面目な顔して 精一杯の優しさに 心の奥が触れた時に ロンリネスはとけて消える 冷たい夢の中にいた 膝を抱えて 涙の跡はいつの間にか 乾いてたんだ まわる観覧車の窓に 映る街を君と見ていた 指先が惹かれ合う 信じることが怖くて 臆病だった心開けば ロマンスへと 花びらにそっと触れるように 風が季節を運ぶように ゆっくりと確かめたい 独りぼっちでいることに 慣れてしまった心開いて ロマンスへと また落ちてゆく