遠く果て無い君に堕ちてくジレンマ 染まる指先 逸らす視線の意味さえ 壊せずにいるの 繰り返す夢の中でさえも 降る雨 呼び醒ます願いを沈めては 震える手で溺れたこの身を 抱きしめて 優しく呼ぶ声は未来を紡がない 痛みだけが降り注ぐ愛の 証として零れてく 脆く儚い夢の中でも泣けない 触れないなら此処に無いのと同じで 守れずにいるの ただ一つ求めたものだけを 朽ちゆく神殿で祈りを捧げては 壊れかけの心を隠して支配した 優しく囁いて誰にも渡さない 痛みに泣くその瞳で騙して 背いてゆく神にさえ 降る雨 呼び醒ます願いを叶えるよ 震える手で溺れたこの身を 抱きしめて 誰にも触れない二つの心臓を 赤く染めてひとつに溶け合い 奈落へいま堕ちてゆく