恋を知った 目を閉じてたって 世界の全てに キミが映るの 雨が降った チャイムが鳴って 空を見上げて 佇むあたし 「 大丈夫? 」 傘を持つキミの声 吸い込まれそうな 雨をさえぎる声と 虹色に輝く笑顔で そう言った 魔法の言葉 「 レインコートかわいいね 」 相合傘憧れた 空白の半径1メートルの距離 〝 ばかばかばか 〟 そんなこと 言えるはずもなくてさ 下を向くあたしに 戸惑っているんでしょ ねぇ 何度も心の中で伝えてる 〝 好きなの。〟 雨が止んだ 遠くなる背中 暮れていく空 傘をしまう君 大事なことは あたしがキミを 想うことだって わかっているのに 相も変わらずに降り止まないね 落ちてく夕日に 心の雨が重なって キレイな虹を描いたって 胸は苦しいままなの レインコート脱ぎ捨てて キミを追いかけようか? 少し肌寒い秋の風に乗って 「 オレのそばで笑ってて 」 言われるはずもなくて 佇んでるあたしに 気付いてもいないでしょ? ねぇ 何度も心の中で伝えてる 〝 好きなの。〟 キミの人生に寄り添って ともに歩いていくことが 何よりもあたしにとって 幸せなんだよ レインコート投げ捨てて どしゃ降りの雨の中 泣きべそかいている 自分をごまかそう 悲しくも空は青く 晴れ渡って あたしの涙で 七色の虹をつくるの ねぇ 何度も心の中で伝えてる 〝 大好き。〟