思えば遠くへ来たもんだなあ

歌詞

何度だって言われたよ 飯なんて食えない 何の意味があるのか 俺にだってわからない 40代が目前に近づいて一回り以上 年下の奴とも乾杯をする日常 年上やタメどころか 下すらも辞めていく それでも頭上に広がる 空は晴れている 前を向いて歩けば良い事があるから なんて少しばかりのギャラが 酒に消える 傍から見たら 遊びながら生きてきただけ それはそれで仕方ねえ 言う気ない言い訳 同年代の社会人からは 積み上げたものは 何一つないようなものなのかもな それでも言葉に出来ないし 目に見えないかもしれないが この手の中の 愛で繋ぐ大切な歳月が育んだ 感情から生まれた楽曲が足跡なんだ 思えば遠くへ来たもんだなあ どれだけの価値か わかりゃしねえけど あの頃空っぽだった鞄に 捨てられない思い出が詰まった 思えば遠くへ来たもんだなあ 行先なんかわかりゃしねえけど このバスを転がすよ いつかきっとまたさ 飲みながら聞いてよ 俺あれからさ… シカトした時計も周り 気付いたら大人に また今日も何処かに 居なくなった友達 あのまま続けてたらって 羨める結果が 届ける事が出来てない ああ、もどかしい 皆で飲んだこの場に 今も何かしらの夢を求めて 疲れ切った身体を引き摺って向かう 君は今の俺を見て何を思うかな? 少しでも感情に着火することは 出来てるかい? 誰かは言ったよ 残ってるやつが勝ち組 そんな事ねえよ それぞれの幸せがそこにある 俺はここを選んだ 偉ぶりたくなんかない 俺に出来る事は 君の次の何かへの着火剤 儚い 人生は泡沫の夢のようなもん 少しでも色濃く彩ってやりてえのさ 若かりし頃 君に勇気を与えたラッパーに 今の俺は少しでも 近づけていますか? 思えば遠くへ来たもんだなあ どれだけの価値か わかりゃしねえけど あの頃空っぽだった鞄に 捨てられない思い出が詰まった 思えば遠くへ来たもんだなあ 行先なんかわかりゃしねえけど このバスを転がすよ いつかきっとまたさ 飲みながら聞いてよ 俺あれからさ…