家路につく電車の中で男一人 流れてく遠くの明かりを見つめてる その景色に彼は彼を 重ねてるんだろうな 被ってたキャップ 目元まで深く 年齢はさほど俺と変わらない パッとしない服装 仕事帰りかい? イヤホンぶっ刺し 俺も聞いたことない 激しいUKロック聴いたり 顔には表れない 積み重ねた悔しさは それで飲み込むんでしょ? 右手に持つストロングゼロ 最後の一滴を飲み干した 何度も何度も飲み干した 酔いが回り始めたせいか つり革握りしめた 追わなきゃ どこに向かうの?暗闇を切り裂き 前を照らすけどあまり見えない 行きたいとこあるけど 今自分がどこにいるのかすら 相当時間経ったからもう一度問う どこに行きたいのかって 追わなきゃ ここから逃げ出したいだけ 追わなきゃ なんだか悪者みたいだね 追わなきゃ いつも決まって邪魔ばかり 追わなきゃ 窓に映った俺 彼と似てるね 悲しげな目 どこかで諦めてる 頭じゃ理解してる 俺もあいつも戦ってる 誰かが俺を見てるよ 追わなきゃ