昔々あるとこに 凡人がいましてさ 風呂なし6畳 隅っこに冷蔵庫 キッチンには 灰皿と8mm のKOOL 軽い頭には 夢しかみる容量がないみたいです 温もりと余裕は担保にかけてさ 抜け殻はベランダに干して バックパック一つと弾けないギター を持った 凡人です La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La つまらない男にも 恋人がいましてさ アパートの屋上 “ワタシはあなたの平方根” その恋人にとっては 大切な男でさ どんな時も感情 分からないままのロボット ベッドには 散らばった脱いだままの服 灰皿のcigar は寂しそうに佇んでたみたいです その隣には丁寧に書いた 汚い字の手紙が 恋人宛にそっと置いてあったそうで 彼女は読んで言った “凡人ね” Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na 軽い頭には社会で息ができなくなる 仕組みがあるみたいです 理想語れば現実と決めつけられた ”ソレ”が正解みたいで 普通が普通じゃない事に気付いても 無視を”シゴト”と呼んで はみ出し者となった彼はある日 旅人に尋ねられたんです アナタの名前は? “凡人です” La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La