行き交う雑踏 ぽつり 取り残された鼓動 日々鳴る雑音 をつい 拾うのが癖になってしまってるな 機能不全を誤魔化したまんまで 押し切って 擦り減って 角が取れちゃったまんまで 乗り切ってる 何処かにパーツ 落としたって 気づけないくらい余裕がなくて "大丈夫"の奥のほうに隠れてる 金属疲労 無くてはならないワケじゃないけど 無くなってはならない モノではあるんだ 一つ止まったらほら 何かしらが止まっちゃうような 危うさで均衡保つ世界 回り回る歯車は軋む それでも動き続けていく 誰もが組み込まれたモジュール 何かを担っている 音が確かに聴こえる 音が確かに聴こえる 錆びてく想いを こすり 潤滑油を差してみようよ おんなじ形なんて一つだって無くて 似たようなので代替したって その場しのぎの 応急処置にしかならないよ リペアが出来ないほどの破損も 味になるくらい使い込んでさ とっくに保証の切れた スクラップ手前だろうが 必要としてくれる人もいるから 回り回る歯車は軋む それでも動き続けていく 誰もが組み込まれたモジュール 何かを担っている 音が確かに聴こえる 大多数の一つでも 一見意味が無さそうでも 用途は他人任せだとしても良い 分解すれば等しく同義 例外なく壊れていく世界 回り回る歯車は軋む それでも動き続けていく 誰もが組み込まれたモジュール 何かを担っている 音が確かに聴こえる