唸るエンジンの音 夜のしじまに バイパス飛ばしていく 地図はいらない バックミラーに 映る恋人たち どこかみんな期待してる 気だるい季節の真ん中 夜明け前のアスファルト グラつく赤い靴 片手にもった裸足の彼女は 昨日を生きていた 溶けそうな夏の日 はしゃいだ記憶 走馬灯のように 流れていった バックミラーに 映る街灯たち くぐる オレンジ色のアーチ お願いどこかに神様 なんてものがいるのなら いつものあの場所で グラスを持った小洒落た彼女と 明日を生きていたい バックミラーに 映る恋人たち どこかみんな期待してる 気だるい季節の真ん中 夜明け前のアスファルト グラつく赤い靴 片手にもった裸足の彼女は 昨日を生きていた