もう着古した上着も 少しずつほつれて 褒め言葉を真に受けた 僕はいつも同じ ただ目を合わせて ただ言葉を交わして その先は何もない 教えて 僕の存在を言って今、今 教えて 君の裏側を 特別だという証明を そう ただ二人の息の白さに紛れて 狭い空と汚れたベンチの左隣 まるで映画のような まるでドラマのような 台詞など何もない 応えて 僕といる意味を言って今、今 応えて 君の本心を 特別だという証明を 僕の瘡蓋は未だ塞がらない 痛みを抱えたまま 距離が縮まらない理由を探して 君という迷路に迷い込んだ 教えて 僕の存在を言って今、今 教えて 君の裏側を 特別だという証明を