金平糖のような メロディーの欠片集め 当てが外れってばっかの ローテーション 上り下りのらりくらり 高低トーン 使い古されて 封した言葉すら なぞれば紡がれてく リズムは連綿なケンケンパ 懐かしむ心他所に 我先に進めば音の畔 ほとぼりも滞りも すり抜けて グルーヴの裏表決める 懐のコイン コトコト煮詰めて 蕩けそうな喉もとの モノフォニック重ねて より良いソノリティ 求めたら 継ぎ接ぎの文脈と 剥き出しの空白を生む 頭上流るる理想も 俺だけのものさ 胸に抱いた叙情も 俺だけのものさ チープなモノラル 重ねては 余裕なふりして声音を結う シャープなステレオ 広げては 必死なふりして タクトを振る 自身が自身をコンダクト 温もりと調和の弧を描くよ 電子まみれの箱庭の中で 数多の自分が歌う 喜び 悲しみ 感情によりけり 千差万別な声色 演じて 取り込む 無感情な電子機器で操作 その空間には 何人もの自分がいて 現実には有り得ない世界 ひと時のトリップ Paralell Blue 端から見れば ただの独りよがりな Choir 自分の我侭だから 叶えるのも自分 自暴自棄も 成せるまですれば 欠かせない要因 誰かのおさがり 背中追うばかり 冴えない Viewing ここいらで封印 見たいものだけ 聞きたい音だけの パラレルワールドへと 移るために歌う 何もしなかった昨日も 俺だけのものさ 思考し唱えた異論も 俺だけのものさ 頭上流るる理想も 俺だけのものさ 胸に抱いた叙情も 俺だけのものさ 青臭い過去を紐解けば 懐かしむふりして 鼻で笑う 泥臭い姿で擦り寄らず 寂しくないふりして 独りよがる チープなモノラル 重ねては 余裕なふりして声音を結う シャープなステレオ 広げては 必死なふりして タクトを振る 自身が自身をコンダクト 温もりと調和の弧を描くよ 電子まみれの箱庭の中で 数多の自分が歌う