あれが空で、あれが海と、 はじめて知ったみたいでさ、 あなたとならなにもかもが 不思議なくらい鮮やかで新しい。 バニラの街を走り抜けた 色めく風を捕まえたら、 後ろ髪がなびき出すから、 ねえ、見ていて。 あなたは今日も生きていて、 それだけで嬉しくなって、 あなたにはまだ見えない 心の青を繋ぐの。 胸に咲いた歪つな花は、 その息やその言葉を 吸い込んで育ってゆくよ。 秘密まみれで汚れた手を 重ねて知った脆い強さ。 その涙の清らかさを 怖いくらいまっすぐに信じてる。 変わろうとも変えようとも わかろうとも わからせようともせず、 見つめていたいよ。 それじゃダメかな? わたしは今日も生きていて、 それだけで切なくなって、 晒せどもまだ冷めない 微熱に身をゆだねるの。 わたしだけの 痛みになってくれるような 甘い明日をまぶたの裏側で見るよ。 あなたは今日も生きていて、 それだけで嬉しくなって、 あなたにはまだ見えない 心の青を繋ぐの。 胸に咲いた歪つな花は、 その息やその言葉を 吸い込んで染まってしまうよ。 わたしは今日も生きていて、 それだけで切なくなって、 晒せどもまだ冷めない 微熱に身をゆだねるの。 わたしだけの痛みになって ここにいて!あなたとなら 間違えてしまってもいいよ。