囲っていてくれ ずっと 正しくても 間違っていても ぼくは きみの中に 囲われていたいだけ 望んではいないのに きみは鍵を開けて ぼくを放とうとする ここに居たいだけ きみの中に囲われて うたた寝していたいだけ 囲っていてくれ ずっと 正しすぎて 傷ついてしまっても ぼくは きみの片隅で 羽を休めたいだけ 望んではいないのに きみは笑顔のままで ぼくを放とうとする 土も水もいらない 照らし続けていて 春の中に捕らわれて 安らかに 穏やかに 大きな空に夢はないさ きみのほうが 広すぎて 羽ばたく理由はなくなった 自由にしないで 自由の空にきみはいない