「遅くならないうちに 今日はこのまま帰ろうね・・・・」 つれないそぶり したけれど 俺の胸は 燃えている 好きだと云えぬ 何故云えぬ 古い傷あと あるからさ ただそれだけ 「またここまで来てしまったね じゃ おやすみ・・・・」 いつも別れる さよならと 暗い露路の 曲り角 やさしく抱いて 何故やれぬ うぶなお前を みつめたら ただ泣けるぜ 「しょうがない娘だな あまえてばっかりいて・・・・」 今日も明日も あえるのに 無理を云って 困らせる 叱ってやれぬ 何故だろう 俺はお前に 弱いんだ ただそれだけ