分度器君の落し物 みんな帰った放課後です 5時半の夕焼け空は 紫がかった色でした 同じ格好した若者が 風切り狙うあの娘を あん時そん時の感情 記憶を名乗って蘇る 気持ち良さと悪さが同時に襲います くだらないことで物語は始まって くだらないことで 呆気なく終わるのです 深夜1時過ぎ商店街 コンビニと猫の目光る 酒を胃に収め思い出を 美化させて自分騙しです 気持ち良さと悪さが同時に襲います くだらないことで物語は始まって くだらないことで 呆気なく終わるのです 偶然なんてくだらないね 死に方なんぞ選べないね あん時嵌った音楽は くどくて心がもたないね くだらないことで物語は始まって くだらないことで 呆気なく終わるのです