幸福の味が随分と 薄れていた檻の中で 湿気ったその幸福を まだ齧り続けていたんだ 振られた賽の目の 善し悪しも分からずに 進めた駒がいつか 上がれますようにと 塞がった扉から漏れ出す光だけを 信じて生きていけ それが偽物と知ってしまったとして も 悟られずに 計画はその大抵が 思うようにはいかないこと 裏をかいたつもりが 裏をかかれてしまうこと 貼り付いた画面越しの 表情から読み解くように 革命のその時を 待ち侘びていたんだ 逃げ出した檻の中 その先で待つものが 絶望であるとして ここで終わるならば それも輝いて見えるさ la lalala 揺らめいている 生命の灯火を 囲い子供達は祈り踊る la lalala 木々の隙間に 鬼達の視線が 次の生贄を品定めする 駆け出した闇の中 絶望の隙を縫って 檻の向こうまで ここで終われやしないさ いつか見た光を浴びるまでは