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元禄名槍譜 俵星玄蕃

Track by島津亜矢

388
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  • 2002.09.26
  • 8:32
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歌詞

元禄名槍譜 俵星玄蕃 島津亜矢 槍は錆びても 此の名は錆びぬ 男玄蕃の 心意気 赤穂浪士の かげとなり 尽くす誠は 槍一筋に 香る誉れの 元禄桜 姿そば屋に やつしてまでも 忍ぶ杉野よ せつなかろ 今宵名残りに 見ておけよ 俵崩しの 極意の一手 これが餞(はなむ)け 男の心 涙をためて振り返る そば屋の姿を呼びとめて せめて名前を聞かせろよと 口まで出たがそうじゃない 云わぬが花よ人生は 逢うて別れる運命とか 思い直して俵星 独りしみじみ呑みながら 時を過ごした真夜中に 心隅田の川風を 流れてひびく勇ましさ 一打ち二打ち三流れ あれは確かに確かに あれは山鹿流儀の陣太鼓。 ♪ 「時に元禄十五年十二月十四日 江戸の夜風をふるわせて 響くは山鹿流儀のの陣太鼓 しかも一打ち二打ち三流れ 思わずハット立ち上がり 耳を澄ませて太鼓を数え おう、 正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ 助太刀するのはこの時ぞ もしやその中にひるま別れた あのそば屋が居りわせぬか 名前はなんと今一度 逢うて別れが告げたいものと けいこ襦袢に身を固めて 段小倉の袴 股立ち高く取り上げし 白綾たたんで後鉢巻き眼のつる如く なげしにかかるは先祖伝来 俵弾正鍛えたる九尺の 手槍を右の手に 切戸を開けて一足表に 踏み出せば 天は幽暗地は凱々たる 白雪を蹴立てて行く手は松坂町…」 吉良の屋敷に来て見れば 今、討ち入りは真最中 総大将の内蔵之助 見つけて駆け寄る俵星が 天下無双のこの槍で お助太刀をば致そうぞ 云われた時に大石は深き御恩は この通り、 厚くお礼を申します されども此処は此のままに 槍を納めてお引上げ 下さるならば有難し かかる折しも一人の浪士が 雪をけたたてサク、サク、サク サク、サク、サク、サク 先生 おうッそば屋か いや、いや、いや、いや、 襟に書かれた名前こそ まことは杉野の十兵次殿 わしが教えたあの極意 命惜しむな名をこそ惜しめ 立派な働き祈りますぞよ さらばさらばと右左 赤穂浪士に邪魔する奴は 何人たりとも通さんぞ 橋のたもとで石突き突いて 槍の玄番は仁王立ち 打てや響けや山鹿の太鼓 月も夜空に冴え渡る 夢と聞きつつ両国の 橋のたもとで雪ふみしめた 槍に玄番の涙が光る

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