オトメチックなその世界を見た 自堕落と似た その毒針が目に見えた 焦り笑っていた 嘲笑っていたいんだまだ 胸の奥を ただ見られたくて 壊されたくて 触れられたくて 嫌になる程もっと着飾りたくて ナチュラルメイクじゃ物足りない? 未だにこのワンダーランドの 奥底の地獄にずっと擬態したままで その恋より苦く魔法より不思議な 甘い甘い純白の花を! ユニコーンガール愛に触れたくて その角でただ甘く甘く 満たしてくれよ 愛のフレーバーが増したところで 私は空なまま 鏡越し酩酊愛を知りたくて 壊れかけた心にほら突き 刺してみてよ 酔いで塞いでいたユートピアは 未だに空なまま いつまで私は空なまま? ドラマチックなこの社会の中 儚く溶けた その水面に手を伸ばした 深く沈んでいた 逆らっていたいんだまだ 心臓はまるで形骸化した核の様で 未だに祓えない悪魔のせいで 甘酸っぱいくらい熟した アピランスと少女の様で みっともないね 恋為は見ていらんないね 吐いて藻掻いても離せない 声が欲しくて 居場所が欲しくて それが欲しくて 羽が欲しくて 嫌になるほどもっと着飾りたくて 辞めたくなっても辞められない ただニヒリスティックなあの世界を 見た 自堕落と似た その毒針が背に見えた 夜が笑っていた 嘲笑っていたいんだまだ 暫く、瞼を閉ざした鏡に映るのは アイのナイ新作の心 ユニコーンガール愛を連れ出して 散る星と共にあの奈落に落ちた夜に 故意に憂いていた恋心に 私は浸るだけ 鏡越し迷泥愛を知りたくて 絡まるこの心は 満たされないままなの エンジェルヘイローを模してみても 無骨に光るだけ いつかユニコーンガール 愛に触れたくて その角でほら早く甘く 満たしてくれよ とうに不安定なユートピアは 鎮まり空なまま 無意識にその魔法で着飾ってしまう 程 私は空なまま