広場で立ち尽くす 何処かで鳥が鳴く 落とされる瞬間のお前が 俺をここから離さない いくつもの亡骸を抱いて 誓った言葉は 手にしたはずの勝利を 幻想にする 愛しき者たちの魂で濡れた黒翼 (弔いの鐘が鳴る) 幸福を掴むと信じてた手は汚れて (弔いの鐘が鳴る) ただ空虚の中 彷徨う 雲が影を作り 刃へと突き刺す 正義の元に消えた命が 俺をここから離さない 青空に決起した者ら 交わした拳が 嘘を吐くはずはないと 言い聞かせては 愛しき者たちの魂で濡れた黒翼 (弔いの鐘が鳴る) 昨日まで輝いていた希望の星が 見えず (弔いの鐘が鳴る) この染まるだけの ざわめき ――諸君、私は無実のうちに死ぬ。 しかし諸君らは私の敵ではない。 全ての国民に幸多からんことを 望む。―― 断頭台の上から 喧騒にかき消されたはずの声は 聞いてはいけないものだった なぁ そうだろう? 俺は罪を負ってなどいない 愛しき者たちの魂で濡れた黒翼 (弔いの鐘が鳴る) 歩んで 来たことがただひとつだけの真実 (弔いの鐘が鳴る) もう進む以外 道はない 愛しき者たちの魂で濡れた黒翼 (弔いの鐘が鳴る) 幸福を掴むと信じてた手は汚れて (弔いの鐘が鳴る) ただ空虚の中 彷徨う