空っぽの部屋に 今日もたどり着く 電気をつけて ひと呼吸 ポケットの中の携帯を探す 新着メッセージの表示はない 寒い 狭い 床に転がって 少しの空腹に目を閉じた ただ 呼吸を繰り返す 夢はまだ遠くの方に 独りぼっちは嫌だけれど 1人ぼっちでしか 頼る人を間違えて 自分を傷つけて 大人になったような気でいた ポケットの奥底 携帯が眠ってる こんな私を許して 暗い 怖い 夜は過ぎてくのに 遠くの月と揺れる星屑は ただ 私を照らすだけ 綺麗に隠してよ 独りぼっちは嫌だけれど 1人ぼっちでしか 苦い 深い 夜を越えたくない 上手く息は吸えなくてもいい 空っぽの部屋に響く音 薄いカーテンから光が溢れて 浅い眠りから目を覚まして 光がまた私を連れてゆく