君の好きな本を買う 背伸びなしじゃもう届かない 初めて見る本棚と、 コーヒーはいつものマキアート 君の好きな本を買う 想いが届くこともない 意気地なしの僕だから 背表紙、君が気付くまで 顔も見れなくて 話もできなくて イカレちゃうわ 愛しても愛しても 足りないくらい 僕だって人、愛せるよ 終わった恋とその先を 知らないまま大人になる? 小説家の御話と 少し苦いコーヒーと 三人目の恋人は また君を悲しませてるの 泣いても泣いても 足りないくらい 君だって人、愛してるの 暗い夜の街歩こうぜ そしたらまた朝になる 君の好きな人 思い返してはまた 寝込んじゃうわ 豆電球の僕の部屋に 携帯と時計、本とラジオ。 繰り返し開いたそれは いつの間にか薄汚れてる 愛しても愛しても 足りないくらい 僕だって人、愛せるよ 終わった恋とその先を 知らないまま大人になる? 君の好きな本を買う