引越しのトラックが来て 君が指示した荷物が運び出されて 僕は隅っこで眺めてるしかなかったよ それなりに二年間の思い出くらいは どこかにあるだろうけど そんなあっさりと片付けられると切ない だけどどっちがいけなかったか 誰も審判できない 金属疲労みたいに 恋だって終わるんだ そこにあった君のベッドの形に ジュータンが陽に灼けていた あの頃と何も変わらないものなんて 僕たちにはあるだろうか? (さよならだ) 部屋の合鍵 返さなくていい 風船ガム 膨らませて割れてしまうまで 退屈そうだったけど 君も色々と考えてたかもしれない だってホントは強がり言って 涙 堪えてたんだろう やっぱり嘘だよなんて お互いに言えないし… 部屋が急に広く思えてしまった 失ったものに気づかされる 日常はいつも当たり前に過ぎ去り 愛という夢に自惚(うぬぼ)れる (幻だ) 君の合鍵 どこかに捨てて もし君がこの部屋に(この部屋に) 来たくなったら どんな時もドアが開(あ)くように 鍵なんかかけない そこにあった君のベッドの形に ジュータンが陽に灼けていた あの頃と何も変わらないものなんて 僕たちにはあるだろうか? (さよならだ) 部屋の合鍵 返さなくていい