愛を焦がすように 夢まで堕ちていった 削られた空 潰されるままで せめて世界の終わりを見せて 永い夜に縛り付けた 深紅の月が笑っている 今宵も果てる姿を晒すまで 痛みの無い 罪と罰を 途切れる事なく刻まれてる 何度壊されても 愛を望む 爪を立てた傷の 行方は誰も知らない もう自分を憎む事さえできない 御伽話の続きを見せて 歪んだ星 虚ろな空 朧な羽根が踊っている 今宵は誰を犠牲に選ぶ きっと 終わりの無い静寂では どんな願いも眠りにつく こんな悲しみさえ知らなければ 永い夜に縛り付けた 深紅の月が笑っている 今宵も果てる姿を晒すまで 黒い雨と闇に潜む 叫び続ける傍観者達 何度壊されても 愛を望む