南風が君の髪なびかせて 緩やかに夏が歩んでくる 慌ただしい毎日を 忘れてしまいそうな 時間に身をまかせ目を閉じた ガラスみたいな君の心を 臆病な僕の性格を 分かちあいながら歩んできたね 締め付けられそうな悲しみも 乗り越えて 星のない夜の空に 鮮やかな向日葵が咲いたよ 照らされた君の横顔 見とれてたら胸がきしむんだ 乾いた泪の頬にそっと 口づけをしたのなら 消えかかる花火にうつる君が 無邪気に微笑んでいたよ 突然降りだした夕立ちみたいに むき出しの互いの気持ちでさえも 優しさの傘を心にさして もうすぐ雨は通りすぎるから 当り前の事なんて 本当は何も無いんだよ ふざけあったり喧嘩したり こうしてここに居る事だって ありふれた時間の中でも ロマンチックを探しているから 君を抱きしめてもいいかい あの日見つけた名も無い花を 大切に育ててきたね 信じる恐さを一つ知るたび 君を愛しく想っていくよ 星のない夜の空に 鮮やかな向日葵が咲いたよ 照らされた君の横顔 見とれてたら胸がきしむんだ 乾いた泪の頬にそっと 口づけをしたのなら 消えかかる花火にうつる君が 無邪気に微笑んでいたよ 心の奥に鮮やかな 向日葵が 咲いたよ…