またたく星さえ 涙をためるような輝き 君がいなければ 窓辺でちいさな つぼみをひらいてく花さえ なんの意味もない 好きさと言えるなら 心は軽いよ でも君を見つめると なんにも言えなくて そっと目をそらすだけ 青いノートも 磨いたシューズも 僕だけの宝も 君がいなければ ひとりぼっち 幾つめの夏が ふたりの間を ねえ 過ぎたの 君がいなければ はしゃいで撮(うつ)した 渚の写真さえ モノクローム 時の忘れもの 本当の事だけを伝えたいから ねえ 君に会うたびに 無口になるんだね いつまでも ここにいて 届け忘れたハガキがいちまい 胸の奥 眠るよ 君が好きだって書いてある 君がいなければ なにもかも