空白の箱庭には夜が咲く 言霊を示す理を 魔法使いは取り留めもない 言葉の雨を降らせ 偽りに色をつけた エスケープの螺旋が絡まって 隠れ家に今夜逃げ込もう 嘘吐き 本当のあなたは 雨に濡れて躍る仔猫 震えながら どんな歪な感情も その空欄も 埋める声をきっと探して 張り付いたそのか弱い心 裸ではもういられない 追憶と孤独が行き交う もがけばもがく程辛いだけさ ねぇ 今夜は忘れてしまおうよ 臆病な私は躓くのが怖くて ずっと俯いていた 幽かなあなたの声は ドラマみたいな空を教えてくれた 憧れには程遠くて 立ち尽くしたあなたの 台詞のない吹き出しは今も寂しそう 嘘吐き 本当のあなたは 雨に濡れて躍る仔猫 震えながら どんな歪な感情も その空欄も 埋める声はきっと… 臆病な私は躓くのが怖くて ずっと俯いていた 幽かなあなたの声は ドラマみたいな空や星や 囁く風や帰る場所を今日も示して