海岸沿いの遊歩道 日曜の市が立つ 旅人のフリで わたしは 人ごみ歩いてく 水晶売りの老人の 細い足を 見つめながら コーヒーを飲んでわたしは 小さく咳をする 急がなければ いつかきっと ひとりぼっちになる日が来る 時を埋める思い出を集めよう 冬が来る 恋が終わる 昼の月が 弱く光る 今日もひとり来るはずのない あなたのこと待ってしまう 埃だらけの公園に 子供たちが列をつくる 見知らぬ人と わたしは 並んで立っている まわりはじめる観覧車の 思いがけない その高さに 目を伏せれば 太陽が溶けてゆく 冬が来る恋が終わる 遠い波が 白く光る たったひとり ひとりでいいのに その人は 離れてゆく 海岸沿いの日曜日 バザールを歩いてゆく 本当に迷える迷路を わたしは探してる <♪> 冬が来る 恋が終わる 昼の月が 弱く光る 今日もひとり来るはずのない あなたのこと待ってしまう 冬が来る 恋が終わる 遠い波が 白く光る たったひとり ひとりでいいのに その人は 離れてゆく