言葉の足りない小説のように 想いまでチグハグな僕らは ズレた視点や拗ねた機嫌が 似たもの同士で笑うしかないけど この空に同じ星を みつめているのは キミと僕しかいないよ 青すぎる夜は ああ理由(わけ)なんて 無いから責めないで だってだって こうするしかないんだふたりは ああ意味なんて 無いから放っておいて 「恋」みたいな名前を 付けないで欲しいよ 秘密にできないページを破り 先のことなど知りたくないのに ホントはキミもホントは僕も 始まることだけ恐がっているんだ ありふれた物語には馴染めない どこかにある切ない空白に 気づかないように ああ理由(わけ)なんて 無いから責めないで だってだって こうするしかないんだふたりは ああ意味なんて 無いから放っておいて 「恋」みたいな名前を 付けないで欲しいよ (醒めた笑顔も) 誰にも代われない (隠した涙も) 誰にも探せない (乾いた瞳も) 誰にも触(さわ)れない (触れない…) 青すぎる夜は ああ理由(わけ)なんて 無いから責めないで だってだって こうするしかないんだふたりは ああ意味なんて 無いから放っておいて 「恋」みたいな名前を 付けないで欲しいよ