雪は解けて消えるのに あなたとの思い出は色あせぬまま 二人で歩いた河川敷 「雨だね」って傘を差しながら 笑いあってた 誕生日君が少し背伸びして くれた白いマフラー 今もまだ手放せずに残ったまま 君の匂いも 暖かい手も 鮮明に覚えてるの おかしいでしょ だけど どうしようもなくてさ 君の笑顔も 怒った顔も 少しだけ弱いところも 私だけに見せてほしかったなんてね 私より早いペースで歩く 君のちょっぴり不器用なとこ 考えすぎて空回りする そんなとこもかわいくて 一緒に行ったカラオケも 映画見ながら寝落ちした日も これ以上ないくらい幸せだったのに 私は止まったまま ずっとずっと 心だけ冷たくて ただ一人歩けずに 君の匂いも 暖かい手も 鮮明に覚えてるの おかしいでしょ だけど どうしようもなくてさ 君の笑顔も 怒った顔も 少しだけ弱いところも 私だけに見せてほしかったなんてね 君の笑顔が 優しい声が 照れるときに出るしぐさが 今も好きで 君の代わりなんてなくてさ 涙枯れるくらい泣いて泣いて 枯れ果てた涙の先に 道を照らす 光がまた差しますように