大層な贅沢は言わない ひとり分の小さな舟に 拾いきれない歓びは とっくの昔に 落としてきたでしょう 見上げたmoonlight 君と話したい 今なら弱音も 零せてしまうよ 欠けては満ちて また少し欠けて 不確かな旅は続いてく 迷いない自分でいたい 凪いだ海が僕らを試す 漕ぎ出してみせるさ 悔しかった夜も 何度でも前へ 振り向けばただ 闇が暴れて 僕らの背中に絡みついた あの日港で 手を振り返して 見送ってくれた 眼差しを思い出せ 絶対な未来はいらない 揺らぎながら探し続けよう ひと掬いの歓びを 他の誰かには ただのゴミでも 時代のせいにはしない 選んできた道のりだから 月明かりが照らし出す 髪をなびかせて夜の向こうへ