街眺め ふわりと沈む夕日 声なき地下に 静かに揺れる茜色 いつしか 此処に 居場所が出来て 帰る場所になって 日々を積み重ねてきた 移りゆく季節抜け 変わらない街で歌った 引き留める溜息 駅前 焦燥も愛しくて どうせ また 貴方は笑って その風景 色を重ね 過ぎる時間に 一つ二つと 街は静かに寄り添う そっと 変わらない声、形も全部 日々に溶けてもきっと 君に会えた事 それだけでいいかもな 夜の声 駆け寄る足音 暮らしも匂いも その全てを 歌にするには まだ旅の途中 時計の針を 止める必要なんてない 君の「今」を歌い続ける いつでも 移りゆく季節抜け 変わらない街で歌った 夢から覚めていく 駅前登る朝日 愛しくて どうせ また 貴方は笑って その風景 色を重ね 過ぎる時間に 一つ二つと 歌は明日も寄り添う そっと 変わらない声、形も全部 日々に溶けてもきっと 君に会えた事 それだけでいいかもな