・ ゆれる…からだが 誰かへの想いが 天井へ逃げるようにゆれる ひたすら包んできた あの顔が おぼろげになってゆく 私は何一つ 変わってはいないの 変わるはずがないわよね 小さな花を一日中 眺めながら 今だって泣けるはずよ ・ もえる…黒髪が 心と裏腹に 灰色の壁の中でもえる いつでも氷りついてた この髪が こんな時にもえるなんて 誰かのことばに 動く私じゃない 昔のままよ 何もかも まるで別れを告げるように 少女が耳にこぼれ落ちる ・ 私は…何一つ 変わってはいないの 昔のままだと 誰か言って さわらないで ふれないで 火をつけるなら 私をもやしてしまって ・