君が居たあの季節は 通りに吹く春の風に かき消されてゆくような そんな気がしています 君と見た夢は遠く どこかで佇んでいて 取り残されているような そんな気がしています 何に怯えているのかさえ解らず僕は 今まで何処に居たなんて事は忘れて やがて思う戻る事を 残された勇気が歩き始め出し 遠く見つめ支える風優しく身を切る 君が居たあの景色は 通りに咲く春の花に 誘われて消えてった ただ一つ傷を残して この痛みはその優しさ 消えない火この胸に灯る 何時までも何処までも 僕が強く望むなら 曇った夜の星空を 尖った僕が突き抜ける やぶれかぶれの諦めの果て 何を見る? やがて行こう届かぬ果て 残された勇気が歩き始め出し 遠く見つめ支える風 君と見た夢は遠く遠く