<♪> そっと 開(ひら)いたドアの向(む)こう 壊れそうな世界(せかい)はある 朝が来るのか 夜(よる)になるのか 迷いながらひかりは綻(ほころ)びて 声(こえ)が呼ぶまでは もう少し遊ぼう 花(はな)のように 廻る時を繰り返し 夢(ゆめ)はこの部屋の中で 優しい歌をずっと君に歌っていた 何がほんとのことなの 1番強(つよ)く信じられる 世界を追いかけて 君の銀の庭へ <♪> 道に迷ったあの子が今日(きょう)も 1番早く帰り着いた 正しさよりも明るい場所(ばしょ)を 見つけながら走ればいいんだね 幼(おさな)い眠りを 守りたい番人(ばんにん) 大人(おとな)になる 門は固く閉ざされて 君(きみ)は気付いていたかな? ほんとのことなんて いつも過去(かこ)にしか無い 未来(みらい)や希望(きぼう)は全て 誰かが描(えが)く遠い庭の 我が侭な物語 まだ誰も知らない ひたむきな小鳥の声で歌う子供は 何を隠し何を壊し 燃える時計 秘密(ひみつ)めく花の香り 「ここにいるよ」 … 静(しず)かに寄り添って 何処(どこ)にも行かないで 窓辺で囀って 何を失くしたって 夢(ゆめ)はその腕の中に 優しい人の嘘(うそ)も嘆きも 閉じ込めていた 何か足りない心(こころ)で 光を纏い飛んで行こう 少女(しょうじょ)のかたちをして 終わらない始まりへ ほんとうの終わりへ 静(しず)かに寄り添って 何処(どこ)にも行かないで 窓辺で囀(さえず)って 何処(どこ)にも行かないで