生温い沖の砂浜 月海揺らぐ汐風のキネマ 逆光の裸女波間の夜光虫と ノタリポカリユラリルラ 寝返れば垂直の山影 忍び寄る背徳の岩襞 女根の引力 宙吊りの熱帯重力 とろける宇宙と妄想の速度 対岸の灯貝殻の孤独が残響 ああ 空の彼方にポカリ情炎 濡れて染まる舌先のリズム 島色の柔肌 滑り落ちる極彩の星屑 ビバップボップ シュビドゥビデュッブ 踊れ踊れ原子の渦に 舞われ舞われ原始に抱かれ リリルルラ ララロリル 混沌の椰子の実 ケンタウルスと磯に戯むる 逆光の裸男背の砂 ザラつく夜想と忍び逢い モランディーグレーの岩肌 滑り吹く闇女の甘い吐息 女根の微睡み 多肉熱葉のしとね 忘却舐めるサボテンの花 恍惚色のよこしまな蜜が降る ああ 空の彼方にポカリ情炎 濡れて染まる舌先のリズム 島色の柔肌 滑り落ちる極彩の星屑 ビバップボップ シュビドゥビデュッブ 女根の月影 マグマの見る夢は何処 駆け抜ける無常の音 憂いの肩越しに銀河系 ブルージャングル ああ 空の彼方にポカリ情炎 濡れて染まる舌先のリズム 島色の柔肌 滑り落ちる極彩の星屑 ビバップボップ シュビドゥビデュッブ 踊れ踊れ原子の渦に 舞われ舞われ原始に抱かれ リリルルラ ララロリル 夜闇のたう島影のワヤン 虚空刹那に流星ひとつ 逆光の裸島 インディゴのしじまにむせぶ 浮きの桟橋 ルナの葉陰 今宵夜風に星色の残り香