午前3時のカフェテリアは 誰も居ないミッドナイト・ブルー 髪を染めた貴女と 戸まどう間もない出逢いの 語る言葉さがし 息をつめて見つめてた あれは確か19だったよね 西陽強いアパート 膝が抜けたジーンズひとつと ギターと 愛に気付くひまもないほど せっかちに求め合い 暮らしてた 短い夏 苦しいほど 想い出されて来たんだよ こんな夜更けに 独りきりの わけを聞いてみても 多分 僕とおなじさ 横顔には夢の名残り もしも深く問えば 傷つけてしまうだろう ティクアウトのピッツアを受け取る 貴女はほんのわずか 頬を染めて恥らうみたいに 僕を見た そこだけ変わらずに 大きな目には涙溜めて 抱きかかえて 幸せかと たずねたい想い かみしめてこらえてたよ あれは夏の終わり頃だね 汗ばむ愛のあとで 不意に醒めた想いを感じて 見つめ合い やがて旅に出かけ それきり なんとなしに別れて 痛みさえも笑えたほど 鮮やかに若い 若すぎたふたりだったね