愛することに 少し疲れた 心は嘘をつけない ただそれだけ 君の胸を借りて こどもになれた 男のずるさだけ いま残して 別れのグラスをゆらす 言葉も少なげに 古いピアノの歌が終われば 背中合わせになる すぎてみれば短すぎた 急ぎ足の愛の暮し 夢を食べて生きてきたけど ふたりはいまでは 若くないと気づくはずさ 愛を愛を縛ることは いまはできない 過去をすててみても隠せはしない 丸めた背中につもる想い出 別れのことばはいつも 時の振り子を止め ふかすタバコの煙りとおなじ 短く燃えつきる めぐり逢えば別れだけが いつもついてまわる人生 五分停車だけの夢なら きっといつかは笑い話だけになるさ 愛を愛を縛ることは いまはできない 愛を愛を縛ることは いまはできない