甘い香りに誘われるかの様に 貴方の腕の中に堕ちて疼く躰 ときめきも出逢った日よりずっと あゝ激しく求め合う二人 誰よりも近く遠く愛しく 貴方の首筋に噛み付いて満たす 皮膚の下、もっと深く刺して 真っ白な世界に愛憎の紅い華が咲く 抱き締める程に強く爪立てて 愛しい貴方の皮膚を引き裂いてみたい 子供の様に眠るその横顔に 口付けてまた始めよう 何処までも二人堕ちて行けば 最果てには幸せな結末があるでしょうか 止まぬ耳鳴り また聴こえてくる 手繰り寄せた小指の意図は 愛を繋ぎ満たし分かつの 誰よりも近く遠く愛しく 貴方の首筋に噛み付いて満たす 皮膚の下、もっと深く刺して 真っ白な世界に愛憎の紅い華が咲く 深紅の羽根大きく広げ